演劇を通じて障害者が主体的に社会参加できる活動を続けている小松原修教諭=嬉野市のうれしの特別支援学校

障害の有無に関係なく楽しめるスポーツの場を提供している西九州大学の山田力也准教授=神埼市の西九州大

 スポーツや文化などを通じて障害者が豊かな人生を送るのを支える「障害者の生涯学習支援活動」に功績があった人たちを対象とした文部科学大臣表彰に、県内から西九州大健康福祉学部准教授の山田力也さん(46)と、県立うれしの特別支援学校指導教諭の小松原修さん(47)の2人が選ばれた。12月4日に東京都の文部科学省で表彰式が行われる。

 山田さんは2002年、障害の有無にかかわらず、全ての人にスポーツを楽しんでもらうことを目的としたサークル「ESRD」を学生たちと設立。依頼に応じて障害者施設や老人ホームを訪問するなど、年間100回以上、スポーツに親しめる場を提供している。

 卓球台を囲んで座り、6人1チームでピンポン球を打ち合う「卓球バレー」などの競技を通じ、スポーツの楽しさを共有することを目指している。楽しそうに体を動かす利用者を見た施設職員から「こんな表情初めて見た」と驚きの声が上がることもあるという。

 障害者やその家族にとって、スポーツは「家の外に出て同じ境遇の人と集まるきっかけになる」と山田さん。「勝ち負けも大切だが、本来スポーツは楽しむものだということを伝えたい」。今回の受賞を喜びつつ、「障害者スポーツに関わる人に、もっと光が当たるようになってほしい」と願う。

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