“メーヴェ”の体験シミュレーターなど、楽しさがあふれる八谷さんの展示室=佐賀市の県立美術館

 佐賀市の県立美術館で開かれている佐賀県出身のアーティスト3人による企画展「三人展―明日への眼差(まなざ)し―」が18日、閉幕する。最後の週末となった17日は、現代アートの多様性を見逃すまいと詰め掛けた多くの来場者でにぎわった。

 画家池田学さん(45)=米国・多久市出身=は「誕生」に代表される細密なペン画。陶芸家葉山有樹さん(57)=武雄市山内町=は、磁器を使った大胆なインスタレーション。空間、メディア・アーティスト八谷和彦さん(52)=東京・佐賀市出身=は、漫画・アニメ「風の谷のナウシカ」に登場する飛行装置を実現した1人乗り飛行機。

 会場の大部分で自由に写真撮影ができるため、カメラや携帯電話を構える姿が目立った。2度目の来場という福岡市の野田昇一さん(54)は「作品にロマンがある。こういうことをやる人がいる日本はいい」と語り、フライトシミュレーターも楽しんでいた。

 佐賀市の川副中2年江頭悠真君(13)は「以前、池田さんの講演を聞き、三人展に興味がわいた。(飛行装置は)体を傾けて動かす仕組みがすごいと思った」と興味津々だった。

 企画展は肥前さが幕末維新博の特別展。観覧料は一般・大学生1200円、高校生以下、障害者手帳を持つ人と介助者1人は無料。問い合わせは三人展実行委員会事務局、電話0952(28)2151。

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