熱戦を繰り広げる才田名人(右)と牟田四段。才田名人が4期連続でタイトルを獲得した=佐賀市の旅館あけぼの

 アマ棋士の佐賀県ナンバーワンを決める第41期佐賀名人戦(佐賀新聞社主催、日本将棋連盟佐賀支部・佐賀名人戦実行委員会主管)の挑戦手合三番勝負が17日、佐賀市の旅館あけぼので開かれた。第40期名人で永世名人の才田信之五段(51)=佐賀市=が、牟田有之介四段(16)=佐賀市、龍谷高1年=を2勝で退け、4期連続、通算26期目の名人位タイトルを獲得した。

 昨年の名人戦と同じ顔合わせ。牟田四段は最年少で挑戦権を手にした昨年に続き、本戦リーグを勝ち上がってきた。

 この日は2局とも才田名人の経験が光った。牟田四段からの開戦を待ってから反撃し、鋭い攻めで一気に寄せ切った。牟田四段は最後まであきらめずに戦ったが力尽きた。

 才田名人は、牟田四段を「本戦リーグを全勝で勝ち上がりさすがだと思っていた」と警戒し、油断せずに再戦を迎えた。連勝で防衛したにもかかわらず、「最後の詰めが甘くなっているのが反省点。(名人位を)1期1期積み重ねていきたい」と、早くも次のタイトル戦を見据えた。敗れた牟田四段は「攻めをうまくいなされた印象。不完全燃焼。またリーグ戦から仕切り直し」と、こちらも次の挑戦に気合を入れ直した。

 観戦した神崎健二八段は「名人は戦い方が一貫していて、老練さがあった。牟田四段は苦しいときの頑張りがよかった。集中力があり、これから強くなるのが楽しみ」と、2人の印象を語った。

 ※挑戦手合三番勝負の全局は後日、本紙将棋欄に掲載。

 

■第2局の指し手(▲才田信之 △牟田有之介)

 持ち時間各40分。後一手30秒。

 ▲7六歩△3四歩▲6六歩△8四歩▲7八飛△8五歩▲7七角△6二銀▲6八銀△4二玉▲4八玉△3二玉▲3八玉△5四歩▲2八玉△5二金右▲5八金左△7四歩▲1八香△6四歩▲5六歩△7三桂▲8八飛△5三銀▲1九玉△5五歩▲同歩△6五歩▲5七銀△6四銀▲5六銀△8六歩▲同角△5五銀▲同銀△同角▲5三歩△4二金寄▲5二銀△同金寄▲同歩成△同飛▲5三歩△8二飛▲5二金△同金▲同歩成△同飛▲6七金△6三金▲5八飛△8五歩▲3一角成△同玉▲4六銀△5四歩▲5五銀△同歩▲6一角△4二飛▲5五飛△5四歩▲4五飛△5三金▲6四金△4四金▲同飛△同歩▲5三金△8二飛▲4三角成△1四歩▲5二歩△2二玉▲4二金△8一飛▲3二金△1二玉▲4四馬△3三銀▲2二金打△1三玉▲3三金△同桂▲同馬△2五飛▲3六銀△5五角▲2五銀△3三角▲3二金△2二金▲同金△同角▲3四銀△3二金▲6三飛△7二銀▲5三飛成△4四銀▲6二竜△7八角▲6八金打△8九角成▲5一歩成△4二桂▲7二竜△6六歩▲2一銀△3一金▲4三銀成△6七歩成▲3二銀成△6八と▲2二成銀△同金▲4二竜△3二歩▲2五桂△2四玉▲4四成銀△1五歩▲2六銀△3五銀▲3六桂△同銀▲同歩△5八と▲4六角△1四玉▲1三桂成△同香▲2五銀打

 まで、133手で才田名人の勝ち。

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