陶板インスタレーション「有為転変」の世界に包まれる来場者=佐賀市の県立美術館(撮影・鶴澤弘樹)

 佐賀市の県立美術館で開かれている、佐賀が生んだ気鋭のアーティスト3人による企画展「三人展―明日への眼差(まなざ)し―」は18日の閉幕まであと2日となった。分野の違う3人の競演が、多くの来場者を現代アートの世界にいざなっている。

 画家池田学さん(45)=米国・多久市出身=は大作「誕生」に代表される細密なペン画。陶芸家葉山有樹さん(57)=武雄市山内町=は、哲学的なテーマを繊細に描いた磁器を使った大胆なインスタレーション空間、メディア・アーティスト八谷和彦さん(52)=東京・佐賀市出身=は、漫画・アニメ「風の谷のナウシカ」に登場する飛行装置を実現した1人乗り飛行機と、それぞれの世界観を披露する。

 来場した佐賀市の武藤大樹さん(25)は、葉山さんの静かで穏やかな空間作品に「空間美にイメージが膨らむ。作家の葉山さんにも興味が湧いた」と語り、「三者三様で楽しい展覧会」と満喫していた。

 企画展は肥前さが幕末維新博の特別展。観覧料は一般・大学生1200円、高校生以下、障害者手帳を持つ人と介助者1人は無料。問い合わせは三人展実行委員会事務局、電話0952(28)2151。

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