イチゴの新品種「いちごさん」の取り組みなどを質疑した佐賀県議会常任委員会=県議会棟

 11月定例佐賀県議会は16日、総務、文教厚生、農林水産商工、県土整備・警察の各常任委員会が行われた。15日に初出荷を迎えた県産イチゴの20年ぶりの新品種「いちごさん」について、県は高品質、安定出荷に努め、首都圏でのPRに力を入れてブランド確立を目指す考えを示した。

 農林水産商工常任委で、定松一生議員(自民)がいちごさんの生産、流通対策を質問した。

 いちごさんは本年度、県内166戸の農家が約18ヘクタールで栽培する。県やJAは2021年度までに段階的にさがほのかから切り替え、作付面積の拡大を図る。

 安定出荷に向け、園芸課の鍵山勝一課長は「食味の良さや収量の多さなど、優れたポテンシャルを確実に発揮することが重要」と答弁した。ブロックごとの農家研修会や地区の代表者向けの検討会で栽培技術の徹底を図り、市場に到着した果実の品質確認も計画的に実施して、課題に適切な対応をとると説明した。

 流通・通商課の金澤智寿子課長は、初年度は生産量が少ない中で認知度を高めるため、首都圏を中心にPR対象を絞る必要があるとした。12月6日に取り扱い高日本一の東京・大田市場に初出荷し、1月には都内の高級百貨店での販促活動や、メディア向けのイベントや試食会も計画していると述べた。

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