来年1月のミュージカル「オン・ユア・フィート!」に主演する朝夏まなとさん=福岡市博多区の博多座

 元宝塚宙組トップスターの女優朝夏まなとさん=佐賀市出身=が、米国の大人気ミュージカル「オン・ユア・フィート!」(1月4~6日)に主演する。来年開場20周年を迎える博多座(福岡市)の記念公演第1弾で、1980年代のグローバル音楽シーンを駆け抜けた歌姫グロリア・エステファンの半生を、ラテンの熱いダンスと歌で客席に届ける。

 同作は、80年代に「コンガ」「1―2―3」など大ヒットを連発した「マイアミ・サウンド・マシーン」のリードボーカル、グロリアの栄光と挫折、そして再生を描くジュークボックス・ミュージカル。ブロードウェーで2015年11月の開幕から780公演のロングランを続け、現在は全米ツアーの真っ最中。今回、日本初上陸となる。

 人気ミュージカルドラマ「glee」のゲストや、現在公開中の音楽ドキュメント映画「アメリカン・ミュージック・ジャーニー」に登場するなど今なお現役のグロリアが、自ら手掛けた作品。同作を現地で体験した朝夏さんは、「(グロリアの)意志の強さ、自分の足で前へ進む姿に共感する」と主演の役作りに燃える。

 本作の要と言えるアップテンポの歌とノリの良いラテンダンスには、「ノリが普通のダンスと違う。ステップも初めてのものでチャレンジに燃えている」。独特のリズムも体にしみこませるまで曲を聞き込んでいる。「体中をラテンの血に入れ替えるくらいの思い」を込めて挑む。

 客席に降り、観客を巻き込んで踊るシーンもある。コンサートのようにペンライトを振り、「汗だくで盛り上がってもらえると思う」と熱い舞台を約束する。

 昨年11月の宝塚退団から2作目のミュージカルで初の単独主演。「無意識に風を切って歩いているのを指摘されることがある」。染みついた男らしさに笑いを誘うが、「演じる役に男も女も関係ない。心を演じることは同じ。役作りは変わらない」と、俳優魂を感じさせる。

 宝塚と違い、毎回メンバーが入れ替わる新しい出会いに「刺激的な毎日」という。人生を共にする夫エミリオは、人気の若手俳優、相葉裕樹さん、渡辺大輔さん。愛憎交錯する母は、宝塚の大先輩一路真輝さんが演じる。博多座は朝夏さんが2002年、宝塚花組に配属になって初めて舞台に立った「始まりの劇場」。その20周年第1弾のステージに「思い入れのある劇場の節目に関わり、縁を感じる」と感慨ひとしお。「笑って泣いて盛り上がれる舞台。ぜひ楽しんで」と呼び掛けている。

 

 

 ▼4、6日は1回、5日は2回公演。チケットはA席1万2500円、B席9000円、C席5000円。17日午前10時から電話予約、インターネット発売開始。博多座電話予約センターは092(263)5555、インターネット販売は博多座HP(https://www.hakataza.co.jp/)から。18日午前10時からは博多座チケット売場でも販売する。

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