木々が鮮やかに紅葉し、訪れた人たちを魅了している九年庵=神埼市神埼町

 紅葉の名所として知られる国指定の名勝「九年庵」(神埼市神埼町仁比山)で15日、秋の一般公開が始まった。秋晴れの下、県内外や台湾、韓国などから4617人が足を運び、赤みを帯びて見ごろを迎えたモミジと、庭園に広がる緑のコケが織りなすコントラストを楽しんだ。公開は23日まで。

 肌寒い空気が漂う中、訪れた人たちは「ここからの眺めがいい」「こっちが赤いよ」などと話しながら、モミジと茶屋がうまく写真に納まる構図を探していた。石川県から訪れた高木智代子さん(66)は「赤や黄が交ざり合った紅葉と、庭園や木に生えたコケの緑との対比が美しい」と満足そうだった。

 九年庵は、佐賀出身の実業家・伊丹弥太郎が1900(明治33)年から9年間の歳月をかけて築造した。秋の一般公開は88年から始まり、昨年までに延べ192万363人が来場した。

 公開は午前8時半から午後4時までで、高校生以上は美化協力金300円が必要。問い合わせは市観光協会、電話0952(37)0107。

 

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