交通事故で娘を失った経験を講話した浜崎満治さん=神埼市の神埼署

 犯罪被害者等支援ネットワーク会議がこのほど、神埼市の神埼署(香月幸太郎署長)で開かれた。署員や神埼市、吉野ヶ里町の職員など約30人が参加。交通事故で最愛の娘を亡くした遺族の講話を聞き、犯罪や事故に巻き込まれた被害者の気持ちに寄り添う支援の方法を確認した。

 交通事故で長女の奈那さん=当時(15)=を亡くした浜崎満治さん(57)=大分県宇佐市=が講演。2007年10月、高校から下校途中だった奈那さんは脇見運転のトラックにはねられ、事故から2日後にこの世を去った。

 浜崎さんは「絶望だった」と当時を振り返り「妻は10キロ以上痩せ、次女は学校に行けなくなった。自分も自責の念を感じる期間が長かった」と話した。交通事故が後を絶たないことに触れ、「各地で被害者が生まれていることに心が痛む。きょうの話が何か一つでも役に立てば」と願った。

 このほか、傷害致死事件の犯罪被害者への対応を想定し、被害直後の支援活動やほかの機関・団体との連携強化などについて意見を交わした。

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