佐賀市役所

 佐賀市が旧富士小学校体育館を市議会に無断で改修していた問題で、耐震補強に関わる部分で市が業者から見積もりを取る前に、口頭で業務を発注していたことが分かった。市が経緯をまとめた資料に「口頭にて業務の実施依頼」と記載があり、この業者1社の見積もりで随意契約を結んでいた。市議会は14日に開く総務委員会で、こうした選定過程が適切だったかどうかもただす。

 口頭で発注していたのは、体育館の耐震補強に関わる調査・設計などの業務。市が作成した資料によると、市財産活用課が1月31日に見積もりを出すよう業者に依頼し、口頭で発注した。2月12日に見積書が提出され、翌13日に随意契約を結んだとしている。

 地方公共団体が随意契約を結ぶ場合、自治体は業者から出された見積もりを基に予定価格を算定する。予定価格が決まっていない段階での発注は認められていない。

 市は体育館を改修する方針を決めた1月5日よりも前に業者と接触し、昨年12月下旬には耐震補強工事に採用する工法のアドバイスも受けていた。市財産活用課は取材に「市議会に説明していないため詳細は答えられない」としている。

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