鳥栖-神戸 試合後、「残留」の文字を掲げて選手を鼓舞する鳥栖サポーター=神戸市のノエビアスタジアム神戸

 白星は飾れなかったが、J1残留にまた一歩前進した選手たちにねぎらいの拍手が送られた。サガン鳥栖は10日、神戸市でヴィッセル神戸と対戦。必死に守って0-0で引き分け、勝ち点1をつかみ取った。J2降格圏の16位から15位に浮上、サポーターは「必ず残留できる。前を向いて戦い続けて」と願った。

 2010年ワールドカップ(W杯)覇者のスペイン代表でともに戦った鳥栖FWフェルナンド・トーレス選手と、神戸MFアンドレス・イニエスタ選手の共演が確実視された試合。神戸によると、チケットはクラブ史上最速の発売後1時間20分で完売した。ゴール裏には500人以上の鳥栖サポーターが集結した。

 友人家族と総勢9人で駆け付けた女性サポーター(38)=鳥栖市=は「金明輝(キンミョンヒ)監督が就任し、伸び伸びとプレーしている印象。3点取ってほしい」と先発復帰したFW金崎夢生選手の活躍を期待し、ゴール裏へ向かった。

 鳥栖はイニエスタ選手や元ドイツ代表MFルーカス・ポドルスキ選手らが繰り出す多彩な攻撃に苦しめられたが、日本代表のGK権田修一選手を中心に最後まで相手の攻撃をはじき返した。

 地元・唐津市の友人3人と訪れた男性(27)=大阪市東淀川区=は鳥栖の試合を観戦するのは初めて。「神戸の個の力は確かにすごかったけど、チームとしての戦いは鳥栖が上回っていた」と話し、「関西の佐賀県人もサガンのことを気にしている。残り2試合、思い切りプレーして残留を勝ち取って」と期待を寄せた。

このエントリーをはてなブックマークに追加