天皇陛下の即位を祭神に報告する「当日祭」の儀式=平成2年11月12日、佐賀市の佐嘉神社

 天皇陛下の即位を内外に宣言する「即位の礼」が、国の儀式として行われた。昭和天皇以来62年ぶり、天皇が「象徴」となった新憲法下では初めて。宮殿・松の間で主要儀式の「即位礼正殿の儀」があり、陛下は「憲法を順守し、象徴としての務めを果たす」とお言葉を述べられた。県内でもさまざまな記念行事や集会があった。

 県内の神社では、即位を祭神に報告する「当日祭」が行われた。佐賀市の佐嘉神社の式典に参列した60代男性は「憲法で規定されているように天皇陛下は国民の象徴。日本人である以上は古き良き伝統を守っていくべきだ」と話した。

 久保田町では地元神社の主催で、町民ら約500人が参加して奉祝パレードがあった。感激の面持ちで涙を流すお年寄りなど年配者が目立つ中、無心に旗を振る園児たちの姿もあった。

 一方、「即位の礼などの一連の行事は政教分離や国民主権の原則に反している」とする反対派の集会も。佐賀市内のホテルで労組が主催した集会ではロックコンサートも行われ「おかしいぞ」とメッセージを送った。

 新天皇の即位の礼の中心儀式「即位礼正殿の儀」は2019年10月22日、平成の前例を踏まえた形で行われる。

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