介護の入門研修で講師の話を聞く受講生たち=佐賀市の県社会福祉士会館

 介護分野への就労を促す入門研修が4日、佐賀市で始まった。全5回の講座の初回で、介護保険制度の現状や変遷を学んだ。同様の講座は、唐津、武雄の2カ所でも開かれる。

 佐賀市の県社会福祉士会館で開かれた講座に19人が参加、西九州大社会福祉学科講師の岡部由紀夫さんらが講師を務めた。要介護認定者や75歳以上の高齢者が増加しているデータを示し、介護分野の重要性が増している現状を指摘した。

 岡部さんは介護保険制度の基本的な考えから「自立支援」「利用者本位」「社会保険方式」の3点を強調。「利用者の選択で、多様な介護福祉サービスを総合的に受けられる」と説明した。

 唐津の初回講座は6日に唐津市高齢者ふれあい会館りふれで開かれ、武雄は14日に武雄市文化会館で。講師は会場によって異なる。5回の講座を受けた人は、介護資格研修の一部が免除される。2月中旬には、会場別に就労相談会を開く。

 主催した佐賀県によると、2025年度には県内の介護施設で622人の人材不足が発生するとの予測がある。昨年度、県内60事業所の56・7%が人員不足を感じており、前年度比で3・1ポイント悪化した。研修は、介護施設への就労を促す狙いがある。受講無料。問い合わせ、事前申し込みは県社会福祉士会、電話0952(36)5833。

 

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