児童たちの前で液体窒素を使った実験をする生徒=多久市の多久高

生徒から手や足の運び方を教わりながら、壁を登る児童=多久市の多久高

 多久市の多久高校でこのほど、高校生が先生役になり、市内3校の小学生に勉強や実技を教える交流授業があった。児童たちは実験や体験活動を通して高校の学習環境を肌で感じ、「いろんなことが学べて楽しい」「やさしく教えてくれて分かりやすかった」と笑顔で振り返った。

 小中一貫校3校の4、5年生約160人が好きな授業をそれぞれ二つ選び、1時間ずつ学んだ。多久高側は3年生を中心に約100人の生徒が児童に寄り添い、授業や実習をサポートした。

 このうち、液体窒素を使ってマイナス196度の世界を体験する授業は1番人気で、80人が参加した。生徒たちが草やゴムボールを液体窒素に入れて凍らせる様子を、歓声を上げて見守った。

 多久高の特徴的な部活動の一つ、登山部のクライミング競技にも児童の関心は高く、生徒から手や足の運び方を教わりながら、凸凹の壁を必死によじ登った。

 交流授業は、実業系高校の楽しさを知ってもらおうと10年前から続けている。分かりやすい言葉を選びながら、パソコンでの名刺作りを教えた商業ビジネス系列3年の田中佐季さん(18)は「子どもたちが楽しそうでよかった。高校の雰囲気を少しでも感じてくれたらうれしい」と話した。

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