樋口久俊市長(右)に提言書を手渡す鹿島商工会議所の森孝一会頭=鹿島市役所

 九州新幹線長崎ルートの2022年度暫定開業に伴い、在来線特急が減便される鹿島市のJR長崎線肥前鹿島駅について、鹿島商工会議所(森孝一会頭)は6日、駅周辺の開発プランをまとめた提言書を市に提出した。駅舎や駅前広場にとどまらず駅周辺を「地域の活動拠点」と捉えた広域的な整備を要望した。

 鹿島商工会議所によると、肥前鹿島駅の乗降客数は訪日外国人などの利用で増加傾向にあるものの、22年度から特急の大幅な減便が決まっている。玄関口のにぎわいを創出するため昨年10月から会員15人で委員会を設置し協議してきた。

 提言は、酒蔵をイメージさせる駅舎デザインにするなど地域の特色を生かすことや、長崎線の利活用を推進するため商業機能や交流スペースの充実を盛り込んでいる。市は第6次総合計画で20年度に設計着手を掲げており、今後、具体的な検討に入る。森会頭は「鹿島にとって厳しい状況が待ち受けており、交流人口を増やす手だてを考えなければならない」と強調、樋口久俊市長は「問題意識は同じ。しっかりと段階を踏んで、進めていきたい」と述べた。中小企業の振興に関する市条例の制定も合わせて求めた。

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