幕末明治期に有田焼を海外輸出した歴史を振り返る「万博に賭けた夢」展=有田町歴史民俗資料館東館

 幕末明治期に欧米の万博に有田焼を出品した人々の熱意を伝える「万博に賭けた夢~有田人の万国博覧会」が、有田町歴史民俗資料館東館で開かれている。万博出品作や文書などの資料83点を展示している。25日まで。

 明治有田偉人博の一環で、展示は3部構成。「万博前夜」は、19世紀半ばに輸出を再開した豪商たちの製品や、有田焼の近代化に尽力したゴットフリード・ワグネルが研究した石炭窯の模型などを並べた。

 「いざ、万博へ」では万博に有田焼を出品するとともに、欧米の嗜好や流行の把握に務めた時代を紹介。直径約90センチ染錦花鳥図大皿などの出品作、ティファニーといった現地企業の名刺、シカゴ万博をスケッチした画譜などをそろえた。

 「万博に賭けた夢」には、万博で得た欧米の技術習得への工芸教育、内国勧業博覧会への参加の様子に触れる資料を並べた。会期中無休、入館無料。

 10月28日には関連行事として、有田異人館で万博出品に携わった先人の子孫らによるトークショーもあった。

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