鳥栖-長崎 後半15分、鳥栖MF原川が体ごと飛び込み、先制のヘディングシュートを決める=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 J1残留へ絶対に負けられない隣県・長崎とのサバイバルマッチ。結果次第で窮地に陥る可能性もあった厳しい一戦を一丸で制した鳥栖イレブンは、ピッチで輪をつくり、喜びを分かち合った。

 相手GKの突進に臆することなく、体ごとゴールに飛び込んで決勝点をもぎ取ったMF原川は「この試合の大切さはみんなが分かっていた。結果で表現できてよかった」と誇らしげに語った。

 ゴールへの執念、勝ちたいという気迫が体にみなぎっていた。長崎に押され気味だった後半15分、相手FWからボールを奪い、右サイドのMF福田が絶妙なクロスを中央に供給。FW趙東建(チョ・ドンゴン)のヘディングシュートは相手GKにはじかれたが、そのボールがゴール前に高く上がった。

 「周りの状況を気にする時間もなかった」と原川。出足鋭くゴール前に詰めると、ラフプレーとして警告が出された相手GKとの接触を恐れず、頭で押し込んだ。

 「0-0の状況が長引いても、じれずに戦う必要がある」と試合前に話していた通り、サイドで攻撃の流れを生み出す動きを繰り返し、チャンスを待っていた。

 「ヘディングの得点は記憶にない。自分らしくないゴールではあるけれど、大きな1点」と原川。次戦は勝ち点4差で追う11位神戸。「これまでやってきたことを続けるだけ」。気を緩めることなく、全力でぶつかることを誓った。

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