13番曳山「鯱」に続き、曳山展示場に納められる14番曳山「七宝丸」=4日夕、唐津市西城内

曳山展示場に納められる14番曳山「七宝丸」=4日夕、唐津市西城内

 唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」は4日、曳山(やま)が旧城下町を巡行する「町廻(まわ)り」で幕を閉じた。日が落ちかけた唐津市西城内の曳山(ひきやま)展示場には、平成最後のくんちを見届けようと大勢の観客が詰め掛けた。

 晴天に恵まれ、巡行路沿いには見物客が並んだ。14台の曳山は午後0時半ごろ米屋町通りに集結し、写真を撮ったり間近で見ようとしたりする人でごった返した。

 巡行終盤の夕刻、最終地点の展示場前が近づくと囃子の音が高まり、曳(ひ)き子も「エンヤ」「ヨイサ」と飛び跳ねた。格納庫にいったん納められた曳山が押し出される動きが繰り返され、祭りの終わりを惜しんだ。

 最終日は約10万人が見物し、唐津曳山(ひきやま)取締会は3日間で49万人の人出があったと発表した。福岡市から夫婦で初めて訪れた団体職員の鶴田光洋さん(69)は「和紙と漆だけで造られたとは思えない美しさ。まさに芸術品」と褒めちぎった。

 来年は1番曳山(やま)「赤獅子」が1819(文政2)年の製作から200年を迎える。

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