9位に入り、2年連続のニューイヤー駅伝出場を決めたひらまつ病院の選手たち=福岡県北九州市の本城陸上競技場

8位に入り、創部56年目で初のニューイヤー駅伝出場を決めた戸上電機製作所の選手たち=福岡県北九州市の本城陸上競技場

 元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の出場権を懸けた第55回九州実業団毎日駅伝競走大会が3日、北九州市で開かれ、佐賀県勢は戸上電機製作所(佐賀市)とひらまつ病院(小城市)がそろってニューイヤー駅伝出場を決めた。

 大会は本城陸上競技場を発着とする7区間80・5キロであり、宮崎の旭化成が3時間52分57秒で3年ぶりの優勝を飾った。

 戸上電機製作所は1区出雲一真から堅実にたすきをつなぎ、4時間11分37秒の8位でゴール。創部56年目にして初めてニューイヤー駅伝の出場権を獲得した。

 創部8年目のひらまつ病院は1区の梶原有高が好走。4時間11分56秒で9位となり、2年連続の出場を決めた。

 

▽成績

 (1)旭化成A(市田孝、キプヤティチ、深津、村山紘、村山謙、市田宏、佐々木)3時間52分57秒(2)九電工3時間54分36秒(3)MHPS3時間55分2秒(4)黒崎播磨3時間55分49秒(5)安川電機3時間56分59秒(6)トヨタ自動車九州3時間57分12秒(7)西鉄3時間58分54秒(8)戸上電機製作所4時間11分37秒(9)ひらまつ病院4時間11分56秒(10)京セラ鹿児島4時間12分20秒

 

■戸上電機成績

区間(距離)、選手、区間成績、累計

1区(12・9キロ)出雲一真 (12)40分6秒       

2区(7・0キロ)渡邊太陽 (11)21分40秒 (10)1時間1分46秒

3区(10・9キロ)安藤慎治 (11)34分25秒 (9)1時間36分11秒

4区(9・5キロ)鶴田健太 (12)29分44秒 (9)2時間5分55秒

5区(13・0キロ)平 敏治 (14)41分56秒 (9)2時間47分51秒

6区(10・9キロ)樋口秀星 (12)35分7秒 (9)3時間22分58秒

7区(16・3キロ)溝田槙悟 (11)48分39秒 (8)4時間11分37秒

 

■ひらまつ病院成績

区間(距離)、選手、区間成績、累計

1区(12.9キロ)梶原有高 (7)38分15秒

2区(7.0キロ)ジョン・カリウキ (14)22分3秒 (8)1時間0分18秒

3区(10.9キロ)堤渉 (10)33分50秒 (8)1時間34分8秒

4区(9.5キロ)藤田啓生 (11)29分38秒 (8)2時間3分46秒

5区(13.0キロ)川谷勇貴 (12)41分46秒 (8)2時間45分32秒

6区(10.9キロ)川内田玲央(11)35分2秒 (8)3時間20分34秒

7区(16.3キロ)田中飛鳥 (15)51分22秒 (9)4時間11分56秒

 

 佐賀県の長距離界を引っ張る2チームが大仕事をやってのけた。戸上電機製作所、ひらまつ病院がそろってニューイヤー駅伝の出場権を獲得。終盤激しく競り合っただけに、レース後の表情は対照的だった。

 「選手たちの頑張りと会社の支えがあってこそ」。戸上電機製作所の田島時夫監督は、創部56年目で悲願だった本大会初出場を決め、感謝の思いを口にした。

 最終7区を担った主将の溝田槙悟が好走した。中継所で前を行くひらまつ病院と2分24秒の差があったが、終盤追い抜いた。田島監督は「よく粘ってくれた」とたたえた。

 2012、13年とあと一歩のところで出場権を逃し、この2年は連続して10位。この日は多くの社員が応援に駆け付け、選手の背中を押した。

 一方、ひらまつ病院の中島泰伸監督は「連続出場の喜びはあるが、同じ県勢に負けてしまって…」と悔しさをにじませた。

 1区梶原有高が力走したが、2区ジョン・カリウキのブレーキが誤算に。その後、3区堤渉らが安定した走りを見せ、8位で7区田中飛鳥につないだが、戸上電機製作所にかわされた。

 「元日の本戦に向け、しっかり調整し、全力で臨めるようにする」と中島監督。前回36位からの躍進を誓った。

このエントリーをはてなブックマークに追加