旧富士小学校体育館が改修された経緯の解明に着手した佐賀市議会総務委員会=市議会

 佐賀市の旧富士小学校体育館が議会に無断で改修されていた問題で、市議会総務委員会は2日、一連の事業がどのように進められたのか、全体像を解明する調査に着手した。市がバスケットボールチーム側から練習場の相談を受けたとしてきた時期が、これまで説明してきた昨年12月11日からさかのぼり、実際には1カ月以上前からチーム側と打ち合わせを重ねていたことが明らかになった。

 市が提出した資料によると、昨年10月下旬には計画を主導した畑瀬信芳副市長が、バスケチーム設立を進めていたサッカーJ1サガン鳥栖運営会社の竹原稔社長と2人で面会。11月30日には畑瀬氏と竹原氏、担当職員らと体育館を視察し、市側が「ここでよければ正式に検討するので申し入れてほしい」と伝えていた。

 今後の調査は関係者からの聞き取りを中心に進めるが、委員からは「畑瀬氏の証言は二転三転して信用できない」などとして、職員を中心に聞き取るとした。

 また、体育館の改修予算は、不要になった別の予算を流用していたが、委員からは「昨年6月には(本来の予算が)不要になったと報告を受けており、9月議会で減額補正しておくべきだったのではないか。もし、この予算を残していなければ、今回の流用も起きていない」という指摘もあった。

 総務委員会は全体像の解明とともに、職員が誠実に業務に当たったかという「倫理のあり方」にまで踏み込んで検証するとしている。調査期間は「終了するまで」として、具体的な期日は設けなかった。次回は14日午前9時から審議する。

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