任期満了に伴う佐賀県知事選(29日告示、12月16日投開票)で、県有明海漁協(組合員数1995人)は2日、現職の山口祥義氏(53)=1期=から提出されていた推薦願の取り扱いを協議し、自主投票とすることを決めた。自衛隊輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画を受け入れたことで意見が一致しなかった。

 全15支所の運営委員長と支所長が非公開で協議した。山口氏の地元・白石町の支所からはオスプレイ問題とは区別し、4年間の実績を評価して推薦を求める声が出た。一方で、「推薦という形になると(オスプレイも含めて)何でも賛成したような感じになる」と慎重な意見も出たという。

 徳永重昭組合長は終了後、「(山口氏に)いろんな形で良くしてもらっているのは実際ある」とした上で「推薦するとなると、全会一致という形にならないと難しい」と述べた。漁協全体での推薦は見送るものの、各支所単位で独自に推薦することは容認する。

 県有明海漁協は、保守分裂となった2015年の知事選では、国営諫早湾干拓事業の開門問題やオスプレイ配備計画について候補者に質問状を提出、オスプレイに関して地元の意見を尊重して検討する考えを示した山口氏の回答を評価して推薦した。

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