展示資料を解説する佐賀城本丸歴史館の藤井祐介学芸員(右)=佐賀市の同館

 佐賀市の佐賀城本丸歴史館が企画する肥前さが幕末維新博覧会の特別展第3弾「肥前さが幕末維新の『志』」が1日、同館で始まった。幕末明治の佐賀人の「志」をテーマに、北海道開拓の島義勇、沖縄開発の11代齋藤用之助の功績をたどる。来年1月14日まで、観覧無料。

 島は北海道開拓判官として、札幌を拠点と定め都市建設の一歩を手掛けた。札幌では現在も「判官さま」と呼ばれ顕彰されている。

 齋藤は琉球処分で沖縄県が設置された際(1879年)に赴任し、当地のインフラ整備に力を注いだ。硫黄鳥島の噴火に伴う全島民の久米島移住を成功させ、幾多の功績が現地で語り継がれている。

 開会式では、佐賀市出身の書家江島史織さんが「志」の一文字を揮毫きごう。「先人の志を受け継ぐとともに、未来へと志が届くように書いた」とあいさつした。山口祥義知事は「佐賀が未来を見ているということにつながるものにしたい」と来場を呼び掛けた。

 館内の体験スペース「こどもいしんラボ」も同展仕様にリニューアルした。展示内容は6日付の県内文化面で詳報する予定。

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