モダンな三角形の外観の「ガーデンテラス佐賀」=佐賀市新栄東

ホテル内の鉄板ダイニング「佐賀竹彩」。佐賀牛など県産食材が味わえる

木目調で落ち着いたデザインのベッドルーム

 冠婚葬祭大手のメモリードグループ(本社・長崎県長与町、吉田茂視代表)が運営する佐賀市新栄東の「ガーデンテラス佐賀 ホテル&マリトピア」の敷地内に高級ホテルが完成し、31日にオープンする。ホテルはテラス付きの客室など独創的デザインが特徴で、「ここでしか味わえない体験を。」をテーマに、佐賀県産の食材を取り入れた食事など上質のおもてなしを提供する。宿泊者専用ラウンジやレストラン、屋外プールも併設している。

独創的デザイン、県産グルメも

 長崎、宮崎で展開している「ガーデンテラス」系列のホテルで、結婚式場の旧「マリトピア」北側駐車場内に建設した。鉄筋コンクリート6階建て、延べ床面積は1995平方メートル。併設する式場とつながっている。館内はICロックがかかり、宿泊者専用カードでラウンジや客室がある通路に入室できる。

 客室はすべてツインで、全34室。内訳はスイート1室、デラックス15室(うちサイドテラス、屋外ジャグジー付き3室)、スタンダード18室(うちサイドテラス1室)。68平方メートルのスイートルームは、新郎新婦の宿泊を想定し、式の身支度を整えられるようにクローゼットや大きめの鏡を備えている。

 客室内の備品は「佐賀県産」に力を入れた。肥前びーどろのオリジナルワイングラス、有田焼(キハラ)の茶器、鳥栖工場で製造されたフランスベッドを用意。洋服の消臭ミストも県産でそろえた。

 ホテル1階にあるレストラン「鉄板焼ダイニング佐賀竹彩(ちくさい)」は、鉄板を囲むカウンター席で、シェフが目の前で県産食材を調理する。県産日本酒もそろえている。朝は宿泊者専用ラウンジとつながり、鉄板を使って県産食材で作る「SAGAガレット」や嬉野紅茶などが味わえる。

 1泊(朝食付き)の1人当たり平均価格はスタンダードツインが1万6500円から。サイドテラス・屋外ジャクジー付きスイートは8万3160円。

 少子高齢化の影響で、式場の婚礼数は減少傾向が続く一方、葬儀や法事関連の利用は堅調に推移しているといい、冠婚葬祭の利用客を宿泊に取り込みたい考え。また、県内は訪日外国人の宿泊が増え、大型イベント時は福岡市のホテルが満室になることも多いため、観光客需要も見込む。

 30日に開かれた完成祝賀会には関係者約500人が出席。吉田代表はあいさつで、「マリトピアが生まれ変わりつつある。佐賀でダントツを目指していきたい」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加