流木をのこぎりでカットする生徒たち=佐賀市の城南中学校

生徒たちが思い思いに彩色した流木コースター=佐賀市の城南中学校

 昨年7月の九州北部豪雨で被災した福岡県朝倉市の復興を支援しようと、佐賀市の城南中学校の1年生48人が流木を素材にしたコースターや箸置き作りを進めている。来月2日の文化発表会で来場者に寄付を呼び掛けて、お礼の品として配る予定で、生徒たちは「今も大変な思いをしている人たちの力になりたい」と願っている。

 朝倉市では災害関連死を含めて33人が亡くなり、2人の行方が分かっていない。今も85世帯175人が仮設住宅で暮らしている。

 城南中の教職員が流木の処理が進んでいない現状を知り、子どもたちと話し合ってコースターなどへの加工を思いついた。今年8月にトラックで朝倉市の江川ダムに出向き、ヒノキやサクラの丸太を運んできた。今月22日から生徒たちは流木をのこぎりでカットして磨き、アクリル絵の具で彩色している。

 金やすりで箸置きの丸みを整えていた陣内咲希さん(12)は「被災者の方が早く元の生活に戻れるように少しでも力になりたい」と真剣な表情。

 寄付者へ配る品のほか、校内で使う丸太の椅子も作っており、武藤裕大君(13)と石井颯馬君(13)は「被災地の大変さはニュースでよく見ていた。この椅子を生徒みんなに使ってもらい、被災地のことを知ってほしい」と丸太の表面を磨いていた。

 指導する山口敬太教諭(29)は「朝倉の地で育った木に触れながら、自分たちに何ができるのか考えるきっかけにしてもらいたい」と話している。寄付の呼び掛けは11月2日の正午から50分間。集まった寄付金は朝倉市役所に届ける予定。

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