開会式のステージで剣舞を披露する坂口鶯壽さん=韓国・扶余郡(提供写真)

 基山町の詩吟愛好会「基鶯(きおう)流吟詠会」(坂口鶯壽会長)が、9月に韓国・公州市と扶余郡で開かれた「百済文化祭」に招かれ、詩吟や演舞を披露した。坂口会長は「多くの拍手をいただけた。日本文化の一端を伝えられたのでは」と笑顔を見せた。

 同文化祭は、百済の都であった同市郡で毎年開催される歴史文化祭。ユネスコ世界遺産である百済歴史遺跡地区などで開催されており、アジアを中心に30カ国以上の参加がある。基鶯会は、白村江の戦いの後に日本の防衛のために築かれた朝鮮式山城「基肄城」が基山町にある縁で、文化祭の推進委員会から招かれた。

 会員ら5人は9月14~18日に訪れ、開会式を含め3公演を行った。名曲を詩吟にアレンジした「荒城の月」や詩吟歌謡「毛利元就」、詩吟「上杉謙信九月十三夜陣中の策」などを詠ったほか、詩吟に合わせ、日本刀を使った「剣舞」や扇子を使って踊る「詩舞」も披露し、観客から大きな拍手を受けた。

 初の海外公演だったという坂口会長は「詩吟の前に韓国語で説明があり、内容も伝わったと思う」と振り返り、「機会があれば今後も海外に向けて詩吟を紹介したい」と話した。

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