勇壮な天衝浮立を披露する若者=みやき町の宇佐八幡神社

 秋の実りに感謝する「秋大祭」が20日、みやき町松枝の宇佐八幡神社であった。氏子によって天衝浮立などが奉納され、観客は地域に長く伝えられてきた伝統行事を楽しんだ。

 同神社は811年に豊前国の宇佐八幡宮を勧請して創建。足利尊氏が1336年に九州下向した際には、足利方の武将が戦勝を祈願して鳥居を奉納したと伝わっている。

 秋大祭では氏子の5地区が1年ごとに浮立を奉納する。今年の担当は向島地区。他地区は獅子浮立を奉納しており、5年に1度だけ天衝浮立が奉納される。

 天衝浮立では、直径約1.8メートルの大きな天衝を頭に着けた地区の若者が、笛や太鼓、鉦の演奏に合わせながら勇壮に頭を振り回す神前の舞を披露。「彩(ぜい)」「舞羅子(もらし)」「稚児馬(ちごうま)」など約30人の行列が、約1キロ離れた下宮まで往復する「お下り」「お上り」も行われ、沿道には多くの地区民が見物に集まった。

 向島地区の堀博治区長(69)は「好天に恵まれいい祭りになった。少子化で子どもが少なくなっているが、伝統を後世につないでいきたい」と話した。

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