羽熊行列を先頭に進む相知くんちの行列=唐津市相知町

 唐津市相知町の熊野神社の秋季例大祭「相知くんち」が19日から始まった。20日は唐津藩の大名行列を模した羽熊(はぐま)行列(市重要無形民俗文化財)が、稚児行列や2台の山笠などを先導し、沿道から視線が注がれた。

 わらじ履きで黒い法被姿の男衆16人が4本の羽熊(毛やり)と2本の挟箱(はさみばこ)を持ち、片足立ちになったり、両手を広げたりする独特の動きをしながらゆっくりと歩いた。羽熊は長さ約3・5メートル、重さ20キロもあり、「ヤッホイ」の掛け声に合わせ、投げ渡す妙技を繰り返した。

 相知町内での引っ越しを機会に、初めて男衆に加わり、羽熊を持った大門隆志さん(29)は「うまくバランスが取れると軽いけど、下手なんで大変です」と話していた。

 羽熊行列は江戸末期には唐津くんちの行列の一部だった。1873(明治6)年に唐津神社から熊野神社に道具一式が譲られ、相知くんちで披露されるようになったとされる。

 最終日の21日は、子ども羽熊行列と山笠巡行がある。

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