九州電力は19日、再生可能エネルギーの出力制御を20日午前9時から午後4時まで実施すると発表した。想定する規模は70万キロワットで、太陽光発電所に一時的に発電停止を求める。風力発電の制御は見送り、出力が小さい一般家庭は対象外。13、14日に続き3回目で、2週連続となる。21日も実施の可能性があるとしている。

 出力制御は、再エネの発電量が日中に増えすぎて電力需給バランスが崩れて大規模停電が起きることを防ぐ措置。20日は好天で太陽光の発電量が伸びる一方、工場などの稼働が少なく、気温は低めで冷房需要も少ない見通し。火力発電出力低下や揚水発電利用、本州への送電でも供給量が需要量を上回りバランスが保てないと判断した。

 また、14日の出力制御で熊本、大分両県の約3300カ所で解除が30分間遅れたトラブルの原因についても説明。九電は、出力制御システムで不具合があったとして陳謝した。

 九州全体の再エネ出力を制御する「中給再エネ管理システム」で指令を出す送信プログラムに作成ミスがあり、解除ではなく制御を指示するデータが送られていたという。九電の担当者は「プログラムの改修を行い、関連システムも再点検した」とした上で、再発防止策については「監視業務の人員を増やすなど体制を強化していく」と話した。

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