県が展開する交差点のカラー化。来年度からは、デザインの要素を取り入れた取り組みを進める=佐賀市内(佐賀県提供)

ドライバーの視覚に訴えるため、県が青色で舗装した交差点=佐賀市

 佐賀県は来年度から、デザインの観点で交通事故防止を目指すプロジェクトを始める。広告大手博報堂の子会社「HAKUHODO DESIGN」社長の永井一史氏がクリエイティブディレクターに就き、県が進める交差点のカラー化の取り組みにデザインの要素を取り入れて事故抑止効果を高める。

 プロジェクト名は「SAGA BLUE PROJECT」。県が18日の定例会見で明らかにした。

 県は昨年度から、県管理の道路交差点で、中を青の四角の枠組みで塗ったり、通行帯を青や赤に塗り分けたりするカラー舗装に取り組んでいる。ドライバーに交差点の存在を知らせ、スピードの出し過ぎや急な進路変更を抑制する目的がある。2019年度までに事故が多発している県内238カ所の交差点で実施する予定で、そのうち66カ所でカラー化を終えている。

 プロジェクトは、カラー舗装の青に「佐賀の広々とした青空」というイメージを加え、集中力を高める効果があることを周知する狙いもあり、具体的な中身は今後、永井氏と県道路課、県交通事故防止特別対策室で詰める。対策室は「視覚に訴えるデザインの力を借り、事故を1件でも減らしたい」としている。

 県出身や県にゆかりのあるデザイナーらが県に自由にアイデアを提案する「勝手にプレゼンFES」が7月にあり、参加した永井氏の提案がきっかけになっている。

このエントリーをはてなブックマークに追加