小城市の「清水の滝ライトアップ(竹灯(あか)り)」事業を巡る元市商工観光課長=退職=の不適切な会計処理問題で、2016年度の事業で生じた赤字約334万円のうち、約41万円を次年度の実行委員会の予算で穴埋めしていたことが19日、分かった。予算には市の補助金が含まれており、11月5日からの市議会決算特別委員会の閉会中審査で、年度をまたいだ使途が適正かどうか質疑が行われる。

 16年度の竹灯り事業は天候不順で入場料収入が想定より少なく、設備費と警備費の計334万円の支払いが滞った。このうち約91万円は、架空請求で市の一般会計から支出し、約202万円の支払いを市観光協会に肩代わりさせていた。

 新たに判明したのは残りの41万円で、市によると、市の補助金を含む17年度の実行委の予算から前年度の警備費を支払った。公金を流用した91万円のうち11万円も警備費で、17年度の市の事業費に竹灯り事業の滞納分を加える形で業者に請求させ、支払いを済ませていた。

 市の17年度決算については、議会側が「慎重な審議が必要」として閉会中審査に切り替えていた。特別委の委員の一人は「架空、水増し請求という悪質な方法で税金を使った。補助金も年度をまたぐ形で使われており、目的外流用に当たる可能性がある」と指摘し、決算の妥当性を執行部に追及するとしている。 

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