定例会見で県政運営や知事選への対応などを説明した山口祥義知事=佐賀県庁

 佐賀県の山口祥義知事は18日の定例記者会見で、立候補を表明している県知事選(11月29日告示―12月16日投開票)について、前回選挙同様に「県民党」を強調し、幅広く支持を呼び掛ける考えを示した。連合佐賀に推薦願を出したことに対しては自民党県連が難色を示しているが、「当初の方針通り」と述べた。

 山口氏は前回2015年の知事選で既成政党の推薦がない中、「県民党」を掲げて戦い、保守分裂した自民党の一部や野党、JAグループ佐賀の政治団体・県農政協議会などの支持を得た。会見では「国政課題の賛否はあると思うが、県民の幸せをどう考えるのかという観点では、県一丸となってやっていくのがいいと思っている」と話した。

 山口氏側は政党では自民党と公明党に推薦願を出したが、野党には提出していない。山口氏は旧民進党の分裂を念頭に「国民民主党と立憲民主党、県の組織と国会議員との関係など、よく分からなかった」と説明。ただ、連合佐賀については「中小企業の応援など一緒につくってきたものがいっぱいある」とし、推薦を得たい思いをにじませた。

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画を巡る情報開示で、国との交渉記録が黒塗りで公開されたとする一部報道に関しては、県有明海漁協との協議を控えていることなどから「県の当面の利害を考えるとマイナスに働く。非開示にしていることを理解してもらいたい」と述べた。

 油圧機器メーカーKYBによる免震・制振装置のデータ改ざん問題は「本当に許せない」と批判した。県内では佐賀市の県医療センター好生館と佐賀大学医学部附属病院に納入されており「一刻も早く企業責任で取り替えを実施していただきたい」と強調した。

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