佐賀県の消防防災ヘリコプターに採用された川崎重工業製の「BK117D-2型」(県提供)

 佐賀県は18日、2021年3月末の運航開始を目指している消防防災ヘリコプターの機種について、川崎重工業とエアバス・ヘリコプターズ・ドイツ社が共同開発した「BK117D―2型」に決定したと発表した。11月2日に開会する県議会での議決を経て、20年12月に納入される予定。

 県消防防災課によると、D―2型が消防防災ヘリに採用されるのは全国で初めて。他県が導入しているC―2型の後継機で、エンジン出力が向上し、低騒音化が図られているという。最大速度243キロ、最大搭乗者数12人、最大離陸重量3700キロ。操縦士の負荷を低減する新型の自動操縦装置や飛行記録装置(フライトレコーダー)、音声記録装置も備えている。

 9月26日に一般競争入札を行い、3者が応札し、川崎重工業が14億690万円で落札した。県の予定価格は23億3300万円で、落札率は60・3%。

 19年度に運航委託先を決め、消防防災ヘリを扱う航空消防隊が20年4月に9人体制で発足する。山口祥義知事は「原発立地県としては(原子力災害時の)初動の状況把握が大事。大いに期待したい」と述べた。

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