金明輝コーチが指揮して1週間以上が経過する中、選手たちには競争意識といい緊張感が生まれている=10日、鳥栖市北部グラウンド

 サガン鳥栖の新しい指揮官に金明輝(キン・ミョンヒ)コーチが就き、チームに競争意識といい緊張感が生まれている。金コーチはリーグ戦残り5試合の選手起用について「純粋に競争してもらう」と明言。J1残留のため勝利が欠かせない20日の仙台戦に向けて士気を高めている。

 9日の就任後、最も大きな変化はフルコートを使った試合形式の練習が増えたことだ。「極論を言えば一番実戦に近い」(金明輝コーチ)といい、全選手にプレーの機会を与えて縦に速い攻撃やゴールへの執着心を求めている。MF高橋秀は「全員にスポットライトが当たり、みんなが目の色を変えてギラギラしながら練習に取り組めている」と話す。

 もう一つは練習公開日を大幅に増やしたこと。10日のトレーニングを約2カ月ぶりに公開したのを皮切りに、練習試合などを除いて公開しており、17日の練習には100人近いサポーターが詰めかけた。全体練習後にはリラックスした表情で居残り練習に取り組む選手も多く、好プレーには拍手が送られている。

 金明輝コーチは「僕が必要以上に言わなくても、選手が質を上げるための工夫をしてくれている」と評価する。「チームとしていい循環が生まれた1週間だった」と高橋秀。指揮官交代を前向きに受け止め、降格圏脱出の力に変えられるのか。その真価は仙台戦で問われることになる。

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