肥前びーどろの製法や歴史を語った副島硝子工業の副島正稚さん=佐賀市のグランデはがくれ

 大手企業の県内支社長や支店長でつくる「ブランチ佐賀さかえ会」(座長・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の例会が17日、佐賀市で開かれた。江戸期以来の伝統を受け継ぐ「肥前びーどろ」を製造する副島硝子工業(佐賀市)のガラス職人・副島正稚さんが講演し、肥前びーどろの歴史や製法を紹介した。

 副島さんは肥前びーどろのルーツについて「鍋島直正公が設立した科学技術の研究を目的にした精煉方でビーカーやフラスコを生産したガラス窯に由来している」と紹介した。

 肥前びーどろは佐賀市重要無形文化財に指定され、近年では海外の展示会に出展するなど注目を集めている。副島さんはその製法について、型を使わずに成形する「宙吹き」や、鉄の代わりにガラスの吹き竿を使う「ジャッパン吹き」の技法を説明。「職人として伝統を継承しながら、今までになかった色合いの商品やアクセサリーの開発にも力を入れている。愛されるガラスづくりに努めたい」などと語った。

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