オリジナルの筆で極細の線を描く葉山さんを見つめる生徒たち=武雄市山内町のYUKIO HAYAMA STUDIO

 県立美術館(佐賀市)で開かれている「三人展」のアーティストの一人、陶芸家の葉山有樹さん(57)の武雄市山内町にあるスタジオ兼ギャラリーを15日、有田工高生20人が訪れた。葉山さんの制作への思いを聞いて作品を鑑賞し、物づくりへの真摯な姿勢を学んだ。

 三人展の関連行事で、セラミック科とデザイン科陶磁器コースの3年生20人が参加した。歴史をテーマにした作品に取り組む葉山さんは、表現したい物語を執筆してから作品にしていることを紹介。一つの物語を書いた500枚以上の原稿用紙を手に「描くものの本質を知ること。真の理解がないまま筆を取っても人に伝わらない」と助言した。

 また、ティッシュペーパーに細密な絵を描いてみせ、「思ったものを表現するには技術が必要。何万回と訓練したものは手に記憶される」と、技術習得の大切さを説いた。デザイン科の森田莉奈さん(17)は「作るものに価値を生み出す話が印象に残った。物づくりの仕事に就きたいのでとても参考になった」と話していた。

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