日めくりカレンダーを作った秋山隆廣さん(左)と房子さん=唐津市坊主町の佐賀新聞唐津支社

 唐津市相知町の浄徳寺の住職秋山隆廣さん(73)と、妻房子さん(72)が日めくりカレンダーを制作した。がんと闘った入院生活中に詠んだ詩31編をまとめ、「同じように病気に苦しむ人の救いになったら」と話している。

 昨年7月、隆廣さんは血液がんの悪性リンパ腫と診断された。すぐに佐賀市内の病院に入院。幸い早期発見だったため12月には退院できたが、当時は「死を覚悟した。暗い気持ちが続いた」という。

 入院中のある日、テレビで落ち込んだ気持ちを俳句で紛らわせる方法を紹介していた。「自分もやってみよう」。俳句に限らず思いついたことをノートに書き始めた。

 病院では体調管理のため毎日、体重計に乗っていた隆廣さん。そのときの気持ちを「やる気やさしさ努力も大望も体重計には出てこない この重さが大事」と詠んだ。

 退院後に「せっかくの詩を形に」とカレンダー制作に取りかかった2人。書道教室を開いている房子さんが、書体を変えながら描き上げた。カレンダーは1カ月分で、何度も繰り返し使える。

 2人は「悩みを抱える人を元気づけることができれば最高」と話す。カレンダーは浄徳寺で販売する。税込み1200円。問い合わせは同寺、電話0955(62)4575。

このエントリーをはてなブックマークに追加