墨の濃淡で描く、自然風景などの作品が並ぶ=佐賀市の県立美術館

 佐賀水墨画会(野方翠芳会長、11人)の「第34回佐賀水墨画会展」が16日、佐賀市の県立美術館で始まった。山水画や県内の自然、人々の様子などを描いた作品が並び、墨の濃淡が生み出す世界を堪能できる。入場無料。21日まで。

 額装や、掛け軸など39点。顔彩を使い、赤や緑など色を取り入れた作品もある。田中翠粧さんの「有明残照」は、雲間から差し込む光が照らす有明海の干潟を描いている。干潟の土や空に色を配し、立体感のある描写は写真のように見える。全国水墨研究会合同展で入賞した作品も展示している。

 小栁義則理事長(83)は「以前の作品をまねすることだけが伝統じゃない。色を入れるなどして、今の時代に合わせた描き方にも取り組んでいる」と話した。

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