4泊5日の日程で宿泊モニターが実施された古湯温泉=佐賀市富士町の鶴霊泉

古湯温泉の効能調査に参加したモニターや地元住民が参加した結果報告会=佐賀市富士町のフォレスタふじ

 「ぬる湯」で知られる古湯温泉(佐賀市富士町)の効能について、古湯・熊の川温泉観光コンベンション連盟(山口澄雄理事長)は16日、美肌や病気の予防、血圧を下げるなどの効果があるとするモニター調査の結果を公表した。山口理事長は科学的な評価を得たことで「他の温泉と差別化を図ることができる」と述べ、PRに力を入れていくとした。

 調査は、効能を科学的に解明しようと、温泉学者で医学博士の松田忠徳氏=札幌市=に委託、2~5月に日帰りと宿泊の2種類で実施した。公募した20~70代の男女計40人が4泊5日か、日帰りは3カ月間週1回のペースで入浴した。モニターの前後で血圧や皮膚の水分量を測定、採血など10項目で入浴効果を検証した。

 その結果、頰の水分量が、日帰りと宿泊のいずれも入浴後、増えた。短期間の湯治で増加するのは珍しいといい、長期間ではさらに増すと判断、「温泉療養が美容効果を高める」とした。血液検査では、がんなどの原因の一つとされる「活性酸素」の血液中の数値が、ほとんどの参加者が入浴後に大幅に減少し、正常値内に収まったという。入浴後の血圧も低下した。

 全国11カ所の温泉を調べた実績がある松田氏は「想像よりもいい結果で、トップクラス」と評価した。

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