鳥インフルエンザの防疫演習で、防護服の着用の仕方を確認する参加者=佐賀市川副町のスポーツパーク川副武道場

 野鳥の飛来シーズンを前に、高病原性鳥インフルエンザの防疫演習が11日、佐賀県佐賀市で開かれた。佐賀県や市、JAの職員ら約170人が参加し、万が一の発生に備えた初動対応を確認した。

 演習は、佐賀市東与賀町の採卵鶏の農場で鳥インフルエンザが発生したとの想定で実施した。県庁内の対策本部と、佐賀市川副支所に設けた現地対策本部がテレビ会議で情報を共有、消毒ポイントの選定や各班の担当業務などを確認した。

 鳥の殺処分など農場内での作業班は、血圧や体温を測って健康状態をチェックした後、防護服の着用方法を学んだ。鳥インフルエンザは人に感染する可能性もあることから、担当者はゴーグルやマスクの正しい付け方に加え、長靴や手袋と防護服とのつなぎ目をガムテープで固定することを2人1組で確認し合った。

 農水省の統計によると、2月現在の県内のブロイラーの飼養戸数・羽数は70戸、380万6千羽、採卵鶏は30戸、36万8千羽。県内では2015年1月に西松浦郡有田町、17年2月に杵島郡江北町の農場で鳥インフルエンザが発生した。

 県畜産課は「近隣諸国では家畜伝染病が続発しており、侵入リスクは依然として高い。万一、発生した場合は拡大を防ぐことが重要なので、迅速で円滑な防疫態勢を確立したい」と話している。

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