講演した武田邦彦教授=佐賀市文化会館

 シニア世代が学ぶ生涯学習講座「ゆめさが大学」の全校講演会が10日、佐賀市民文化会館で開かれた。武田邦彦・中部大学総合工学研究所教授らが登壇し、学生や卒業生ら約700人は長寿社会における生き方について考えを深めた。

 武田教授は「50歳を過ぎた男女の新しい人生と健康」をテーマに講演した。「第一の人生」と位置づける50歳までは就職や結婚、出産などライフプランを想像しやすいが、50歳から100歳までの「第二の人生」はイメージしづらいと指摘。武田教授は「2回目の50年をどう充実して過ごすか計画を立て、長寿の人生を振興しないといけない」と呼び掛けた。

 さらに、閉経後に生存するほ乳類動物は人間だけといい、女性は「お世話してくれる」と周囲からの期待が生命力を与えると説明。一方、男性は「女友達がいる人の方がいない人に比べて寿命が長い」という研究結果を紹介した。長寿のためには「女性は楽しくおしゃべりして生活し、男性は女友達をつくり、他人の言うことに腹を立てないことが大切」と締めくくった。

 講演会は通常の講義では学べない知識を得ることで学習力や地域活動への意欲をより高めてもらおうと、長寿科学進行財団と県長寿社会振興財団が主催した。

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