出演した鳥海浮立(武雄市)=佐賀市文化会館

母ケ浦面浮立(鹿島市)=佐賀市文化会館

浦安の舞(江北町)=佐賀市文化会館

 県内各地に伝わる民俗芸能が一堂に会した「第1回佐賀県伝承芸能祭」(県主催、佐賀新聞社など共催)が8日、佐賀市文化会館で開かれた。地域の担い手に披露する場を設けることで伝統を受け継いでいこうと20年ぶりに“復活”。県内15市町の団体が参加し、勇壮な舞のほか、笛や太鼓の軽妙な演奏で盛り上がった。

 県主催の伝承芸能祭は1994年に初めて開かれ、98年まで5年間続いていたが、それ以降は途絶えていた。県は、各地に残る伝承芸能を将来につなげていくことなどを目的に、再び開催した。

 この日は、伊万里農林高の太鼓部「至誠龍神」の豪快な演奏で開幕した。力強い獅子舞や天衝(てんつく)をかぶって舞う浮立、鬼面をつけた面浮立も披露された。太鼓や鉦(かね)の囃子(はやし)に合わせて踊る姿に、会場からは大きな拍手が起きた。

 佐賀市から観覧に訪れた野方康希君(8)=嘉瀬小3年=は「力強いものやゆっくりとしたものなど、いろいろな演目を見ることができて楽しかった」と話し、妹の咲希さん(8)=同=は「太鼓や笛のリズムが合っていて楽しかった」と喜んでいた。

 このほか、和太鼓や津軽三味線、篠笛(しのぶえ)などの伝統芸能を体験できるコーナーや、浮立面彫り、ろくろ実演もあった。

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