鳥栖-湘南 後半4分、鳥栖FW趙東建(手前右)がゴールに迫るも、相手GKに阻まれる=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 勝ち点3を手に喜びを爆発させる湘南の選手たちと対照的に肩を落とす鳥栖イレブンの姿が痛々しかった。鳥栖は相手を大きく上回る13本のシュートを放ったものの、無得点で手痛い2連敗。自動降格圏の17位に後退した。フィッカデンティ監督は「何度もチャンスをつくったのに…。コメントが難しい」と言葉少なだった。

 鳥栖は後半17分、人数を掛けた攻撃を跳ね返され、湘南・曺貴裁監督が「対抗できる唯一の刀」という素早いカウンターを食らい、ベアスタでは7試合ぶりとなる失点を喫した。豊田、田川と次々に控えのFW陣を投入。吉田、藤田の両DFがサイド攻撃を繰り返し、何度も好機を得たが、最後までゴールをこじ開けることはできなかった。

 この日はG大阪、柏、長崎と、しのぎを削るライバルたちが上位チームから勝ち点を積み重ねた。2試合ぶりに先発復帰し、球際の強さを随所に見せたMF福田は「悔しさを結果で晴らしたかった。内容が良くても結果が出なければ…」と唇をかんだ。

 リーグ戦は残り5試合。FWトーレスは加入後初めて出場しなかったものの、約5カ月ぶりに戦列復帰したFWチョ・ドンゴンが巧みな足技とポストプレーで好機を演出するなど、収穫はあった。「いい意味で切り替えないといけない」と藤田。絶対に苦境は抜け出せる。今こそクラブ、選手、サポーターが一つになる時だ。

 

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