「北部児童相談所」の看板の除幕をする佐賀県の稲富正人男女参画・子ども局長=唐津市大名小路

 佐賀県は1日、北部児童相談所(松瀬弘所長)を唐津市大名小路の唐津保健福祉事務所内に開所した。県内2カ所目の児童相談所で、これまで県中央児童相談所(佐賀市)の分室を唐津市に設けていたが、児童虐待の相談が増加しているため体制の強化を図った。

 分室で担当していた唐津市と東松浦郡玄海町に加え、伊万里市と西松浦郡有田町を管轄する。職員体制は所長や課長に加え、児童福祉司4人、児童心理司3人、保健師1人の計10人。分室のときは児童福祉司の2人だけだった。一時保護所は設けていない。

 県こども家庭課によると、県内で児相が対応した児童虐待の件数は2015年度以降、200件を超えている。増加傾向に対処するため、非常勤を含め前年度58人だった職員数を、本年度は2カ所体制を見込んで64人に増やしている。

 児相は児童虐待にとどまらず、非行相談や発育・発達に関する悩みや心配事も相談できる。1日には玄関前で看板の除幕があり、県健康福祉部の稲冨正人男女参画・こども局長が「市民の期待にしっかり応えられる組織に成長してほしい」と訓示した。

 北部児童相談所は電話0955(73)1141。

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