看護ふれあいフェスタのファッションショー。従来の白衣だけでなくデザインが多様化していることを伝えた=佐賀市久保田町の県看護協会看護センター

 看護師のやりがいや魅力を発信する「看護ふれあいフェスタ」(佐賀県、佐賀県看護協会主催)が29日、佐賀市の同協会看護センターで開かれた。ファッションショーや体験発表、進路相談などを実施した。中高生や保護者ら約100人が、命を救うだけでなく患者と家族の心に寄り添う仕事の素晴らしさを学び、進路選択の参考にした。

 6回目を迎えた今回は佐賀北高音楽部の演奏で開幕した。ファッションショーでは、救命救急や在宅看護で働く現役、学生ら8人が登壇した。白衣だけでなく小児病棟向けの動物柄、鮮やかな赤紫色など、施設によってさまざまなデザインが採用されていることを紹介した。

 看護師や学生ら6人が体験発表を行った。同協会訪問看護ステーションに勤務する田中博子さんは3カ月間、父を自宅で介護してみとった経験から在宅介護に進んだことを語った。終末期がんの80代男性を担当した際、介護する娘とかつての自分を重ねながらケアし「父と同じように穏やかで、安心した表情で旅立たれた。出会った方が大切なことを教えてくれる。看護師は楽ではないが、誇りある仕事」と訴えた。

 県医務課によると、県内には看護師が約1万6千人いる。同協会の内田素子会長は「福祉施設や学校など働く場所が増えており、まだまだ不足感がある」と指摘した。

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