リーグ3連覇が決まり喜ぶ父義雄さん(前列左から3人目)ら。母孝子さんの遺影も見守った=鳥栖市の緒方監督の実家

カープのユニホーム姿で大声援を送る父義雄さん(前列左から4人目)ら。母孝子さんの遺影も見守った=鳥栖市の緒方監督の実家

 佐賀県鳥栖市出身の緒方孝市監督(49)率いる広島東洋カープがセ・リーグ優勝を決めた25日、ふるさとも歓喜に包まれた。昨年12月に市内で開かれたV2記念祝賀会で支援者に「球団初の3連覇」を誓ってから9カ月。「本当にやってくれた」。偉業に賞賛の声がやまなかった。

 緒方監督は鳥栖高野球部時代の恩師である故・平野國隆さんの仏前を命日とシーズン開幕前の年2回、訪れる。國隆さんの妻みさ子さんは「とにかくうれしい。緒方君おめでとう。主人も喜んでいると思います」と声を弾ませた。

 緒方監督はふるさとへの思いが強く、現役のときに始めた少年野球教室を監督になっても続けている。緒方監督を高校入学以来、応援し、昨年のV2祝賀会で実行委員長を務めた齋藤博之さん(76)は「謙虚で礼儀正しく、周りを気遣う。あの人間性に選手たちがついてきているんじゃないか」と常勝軍団となった強さの秘密を推察した。

 鳥栖市内の緒方監督の実家では家族や親戚が集まってテレビ観戦。優勝目前で足踏みが続いたこともあり、最後まで熱い声援を送り続けた。優勝の瞬間を見守った父義雄さん(83)は「広島球団にここまで育ててもらって本当に良かったと感謝しています」と感無量の表情。これまで支えてもらった人たちへの恩返しのためにも、「日本シリーズに進出して(佐賀市出身の辻発彦監督率いる)西武ライオンズと戦い、日本一になってくれたら最高ですね」と期待を寄せた。

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