自身が長女にスマホの使い方についてレクチャーした菅原賢一さん

菅原賢一さん(左端)の話を聞くセミナー参加者=基山町民会館

NTTドコモ九州支社スマホ・ケータイ安全教室インストラクターの檜垣美名さん

 「子育てしながら考えるスマートフォンとの付き合い方」と題したセミナーが22日、基山町民会館であった。約20人が、スマートフォン(スマホ)や携帯電話の安全な使い方を改めて学んだほか、いずれ子どもに持たせる際に伝えるべき注意点のヒントを得た。

 NTTドコモ九州支社によるスマホ・ケータイ安全教室の檜垣美名インストラクターと、東京でPR会社を経営する菅原賢一さんが講師を務めた。菅原さんは3年前、当時小学6年の長女にスマホを買い与えた時、「勉強会」としてプレゼン形式の資料を自作し注意点を教えた。その資料をSNSで公開したところ、300回以上拡散(シェア)されるなど話題になった。

 檜垣さんは、SNSで無意識に個人情報を公開し悪用されてしまう危険性について指摘。「投稿する記事や画像に個人情報につながるヒントが含まれていないか必ず確認を」と注意を促し、画像に撮影地点の情報を反映させないようにカメラの設定を切り替える方法などを教えた。

 また特定のサイトを利用できなくするフィルタリングサービスについては、スマホの場合、携帯電話会社に申し込むだけでなく専用アプリから設定する必要があることなどを伝えた。

 菅原さんは、セミナーを主催したローカルメディア「大字基山」の江藤裕子編集長とトークセッション形式で話した。長女に「勉強会」を受けさせた理由について「基本は楽しい物だということと、楽しく使うために気を付けることを伝えたかった」と説明した。

 長女が現在スマホを使う様子については「部屋で長時間使わないとか、食事中に使わないなどのルールは設けているが、依存もしていない。彼女にとっては当たり前のツールになっているよう」と報告。食事の席で自分がスマホを使い、長女から咎められたエピソードなども披露した。

 また参加者に向けては「(子どもたちは)学校でスマホの危険性などは教わると思うが、保護者からの話でよりリアルに感じられるのでは。いずれ(スマホを)渡すタイミングが来ると思うが、資料を使ったりして気を付けるよう伝えてほしい」と呼び掛けた。

 5歳と3歳の男の子を持つ大久保諭さん(37)=久留米市=は「どのタイミングで買い与えるべきかを考えておきたくて参加した。いつか与える前にはこういう事をきちんと話せるようにしておきたい」と話した。自身も2児の母という江藤編集長は、セミナーの狙いについて「大人は便利だし楽しいから使っているのであって、使わせないことよりも上手に使いこなすことが大事。きちんと理解すれば、レクチャーもちゃんとできる。子どもよりむしろ親世代が勉強しないといけない」と話した。

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