キウイ栽培の現状について説明を聞く佐賀農業高生たち=太良町内

 佐賀農業高の2、3年生21人が14日、藤津郡太良町のキウイ農園を見学した。ニュージーランド生まれで甘みが強いキウイの品種「ゼスプリゴールド」の先進的な栽培、管理方法だけでなく、販路を確立して価格を安定させる経営面についても学んだ。

 90アール余りでキウイを栽培する前田誠さん(61)の農園を訪問。前田さんや、ニュージーランドの「ゼスプリ社」とゴールドキウイの栽培管理契約を結ぶ佐賀市の総合商社「アグリ」(坂本徹哉社長)の担当者から案内を受けた。

 ゼスプリ社はブランドイメージを守るため、市場には「クラス1」という一級品しか出荷できない厳格な基準を設けている。一方で、同社は商品の買い取りを行うため、生産者は市場価格の影響を受けずに安定した収入を得られるメリットがあるという。前田さんは「いいものを作らないとお金にはならないが、やりがいはある」と語った。

 直営、契約栽培を含めて約60ヘクタールの農園を管理するアグリの担当者は、キウイは湿気や乾燥に注意して栽培する必要があることを説明。園地ごとに細かく収穫時期を指示し、残留農薬をチェックして安全安心に努めていることも紹介した。

 実家がミカン農家という小栁匠さん(18)は「価格の安定を考えて栽培していることに興味を持った」と話していた。生徒たちは同町の生産者が運営するキウイカフェも訪れ、規格外品を加工したパフェも味わった。

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