今年1月に見つかっていた佐賀城本丸跡の地下へと続く階段。詳しい調査の結果、水くみ場へ降りる階段であった可能性が高まった=佐賀市の佐賀城本丸跡

 今年1月に佐賀城本丸跡の発掘調査で新たに見つかった地下へ延びる階段に関して、佐賀県文化財課は、調査結果などを紹介する現地説明会を22日に開く。今月実施した詳しい調査で「水くみ場であった可能性が高い」ことが判明。同課の調査担当職員と佐賀城本丸歴史館の学芸員が解説する。

 地下への階段は、女性の居住空間に当たる「奥」と呼ばれた場所で見つかり、砂岩でできた6段分の階段が地下に延びていた。差図(設計図)に描かれていない遺構で、水場や抜け穴の可能性が指摘されていた。

 詳細調査では、地下空間について階段が下る北側以外の3方向が赤石積みの壁で遮られ、東側と西側には地下水路があることが確認された。

 文化財課は「差図に描かれていない地下部分の状況を一部解明することができた」とする一方、「地下水路がどう張り巡らされているかはまだ分かっておらず、(謎が残ったことで)本丸跡の魅力が増したのでは」と話す。

 説明会は午前10時と午後1時半の2回開く。無料で、事前申し込みは不要。問い合わせは同歴史館、電話0952(41)7550。

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