オスプレイ配備計画について、住民への意見聴取に慎重な考えを示した秀島敏行佐賀市長=市議会

 自衛隊オスプレイの佐賀空港配備計画を山口祥義知事が受け入れたことを巡り、佐賀市の秀島敏行市長は18日、地元住民や漁業者の意向を聞き取る懇談会開催を求める意見に対し「今の時点でそういう考えはない」と慎重な姿勢を示した。

 市議会一般質問で、中山重俊議員が「空港の立地自治体の長として、地元の住民、地権者、漁業者、農業者との懇談会を早急に開いて意見を聞いておくべきだ」とただした。

 秀島市長は「(自衛隊との共用を禁じる)公害防止協定覚書に載っている約束がどうなのか。それをちゃんと見届けて話をしないと、こんがらがってしまう。きちんと整理をするのが先だ」と述べ、協定立会人の立場を優先する考えを改めて強調した。

 佐賀県議会が2010年3月に、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の佐賀空港移設に反対した決議を挙げて「今の協定覚書がある限り、『軍事的な利用は不可能だ』という決議文まで出ている。それがまだ脳裏に強く残っている段階で、軍事化を心配するところまではいっていない。本当にできるのか、というところで止まっている」と配備計画に疑問を投げかけた。

 オスプレイの安全性については「一般論として事故は起きるものであり、100パーセント安全ということではないと思っている。安全性を確認できるだけの知見を私は持ち合わせてない」として論評しなかった。

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