鳥栖-広島 後半31分 ヘディングでゴールを決め、手を広げて喜ぶ鳥栖DF高橋祐=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 優勝と残留。目標が異なるチーム同士の一戦で、若きファイターが大仕事をやってのけた。鳥栖はDF高橋祐のJ1リーグ初得点で首位広島から大金星をつかみ取った。殊勲のヒーローは「最高のサポーターが最高の雰囲気をつくってくれた。全員で守り、全員で攻めた結果」と声高らかに語った。

 得点は後半31分、DF安在の右FKから生まれた。「前日練習で安在のボールに合っていた。信じて走った」と高橋祐。ゴール前中央にあえてスペースをつくり、安在が左足で蹴った瞬間に勢いよく突っ込んだ。ボールがゴール右に突き刺さると、両手で手招きする安在の元に飛び込んだ。

 今季J2京都から加入した187センチの長身センターバック。セットプレーでは高い打点を武器に、FW金崎、MF高橋秀らとともにターゲットとしての役目を果たしてきた。「(得点できず)迷惑をかけてきた。後ろの選手が取ると、チームにいい影響が生まれると思う」と会心の得点を喜んだ。

 今季J1初挑戦でチャンスをつかみ、リーグ戦23試合に出場。「長身で体も強く、あまりいないタイプ。毎日の練習を大切に、もっと経験を積んでほしい」とフィッカデンティ監督も期待を寄せる。

 「監督は自分のだめなところをはっきり細かく言ってくれる。反省して学び、いい時を過ごしている」と高橋祐。急成長を遂げている25歳は「次も全員で戦う」と連勝を誓った。

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