県展で最高賞の大賞に輝いた花田和彦さんの「彩線文鉢」

花田和彦さん

 第68回佐賀県美術展覧会(県展)の入賞・入選作品383点が13日、発表された。最高賞の大賞には、工芸の花田和彦さん(61)=西松浦郡有田町=の「彩線文鉢」が選ばれた。各部門の知事賞受賞者はすべて60歳以上で、ベテラン勢の躍進が光った。

 県内の美術団体などでつくる実行委員会が主催する県内最大の公募展で、日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真、デザインの7部門に863点の応募があった。県外から選任した各部門の芸術関係者が審査し、大賞は7部門の知事賞の中から投票で選んだ。

 花田さんの大賞作品は、鉢の中心から放射状に延びる線間の淡い色彩が軽快な躍動感を与える。花田さんは「今までいろんな表現に挑んだが、その積み重ねが評価された」と喜んだ。

 各部門の知事賞は、日本画・荒木正次さん(68)=佐賀市▽洋画・井上良子さん(80)=唐津市▽彫刻・草場龍介さん(60)=有田町▽書・溝内静峯(本名・紀子)さん(73)=佐賀市▽写真・原利男さん(81)=伊万里市▽デザイン・與賀田博史さん(62)=佐賀市。

 入賞・入選作品展は、15日から24日までは佐賀市の県立博物館・美術館、10月13日から21日までは唐津市近代図書館で開く。観覧料は佐賀会場が大人300円、大学生200円。唐津会場が大人200円、大学生100円。両会場とも高校生以下と障害のある人、75歳以上は無料になっている。

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